Withコロナのごみ事情

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 本年もよろしくお願いします。

 新たな年を迎えても、毎日、新型コロナのニュースばかりで嫌気がさしてしまいますが、感染拡大によるパンデミックから、まもなく2年が経過しようとしています。

 当社では一昨年の非常事態宣言発出から在宅勤務となり、現在は必要に応じて出社しているものの、引き続きほとんどの業務を自宅で行っています。当然のことながら、生活スタイルはコロナ禍以前から大きく変わりました。

 そんな昨年の1月、「在宅勤務でごみ量はどのように変わるのか?」という疑問から、ごみを排出する時に排出量を計量することとしました。

 おっさん単身世帯のごみ排出量に誰が興味あんねん!とは思いますが、ごみを計り続けた1年間の結果を報告させていただきます(笑)

▶我が家のごみ排出状況(2021年)

※粗大ごみ及びその他の資源は排出しなかった
 割合は四捨五入の関係で合計が100%とならない場合がある
 北九州市の平均原単位は「北九州市循環型社会形成推進基本計画」から筆者作成

▶参考資料:北九州市循環型社会形成推進基本計画
 https://www.city.kitakyushu.lg.jp/kankyou/01100020.html

 昨年、我が家から排出されたごみと資源は約124㎏・・・うち、可燃ごみが40%、段ボール(35%)やコピー用紙などのその他古紙類(12%)をあわせた古紙類が47%、容器包装プラスチックが12%となっていました。

 北九州市における令和元年渡の平均ごみ排出量(原単位)と比較すると、可燃ごみは1/3以下、容器包装プラスチックは1.5倍程度となっており、やはり単身世帯は容器包装プラが多いことが分かります。
 また、単身世帯、在宅勤務中心の我が家のごみ組成は市平均と大きく異なっていることがよく分かりました。

 一方、古紙類の排出量は市平均を上回っており、ネットショッピングの利用による段ボールや在宅勤務にともなうコピー用紙など古紙類の排出量が多いことが一目瞭然です。(なお、新聞はwebで閲覧しているため排出無し)
 

 残念ながら、コロナ禍以前のごみ排出量が不明であるため、コロナによるごみ量の増減までは分かりませんが、自宅での料理や食事、ネットショッピングの利用、在宅勤務などによっておそらくは増加しているでしょう。

 これまで様々なごみ調査を行ってきましたが、社会情勢や生活スタイルの変化はごみ量や組成に直結すると考えています。アフターコロナに向けて社会情勢とごみ量に注視しながら、時代に合った減量方策、有効利用の方法について考え続けていきたいと思います。(M)

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