20代前半の若者は孤独感が高い傾向?

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2021年度も今月で終わり、来月より2022年度になりますね。新年度になると、会社にも新人が加わったり、それにより活気が組織にもでてきたりしますが、その新人が、1か月ほど新しい環境で突っ走ったあと、五月病に見舞われることがあります。
そもそも「五月病」とは正式な医学用語ではなく、4月に進学した学生や入社・異動した社会人に、5月頃になると現われる精神的な不安定状態の総称と言うことです。環境の変化に適応できないことに起因する症状といわれ、抑うつ気分、不安感、無気力、不眠、強い疲労感など、うつ病に似た心身の不調やスランプを訴える場合が多いのが特徴です。いわゆる心の病ということになりますが、最近は新しい働き方として普及しつつあるテレワークで20代前半の若者が、孤独感をいだく傾向が高いという調査結果が雑誌に記載されていました。出勤しないことによるメリットは多いと思いますが、職場でのコミュニケーションが減り孤独を抱える人も少なくないということになりますが、中でも20代前半の若者の孤独感が強いことが調査でわかったとのことです。調査会社の分析では、理由は物理的な閉塞感ではとのことです。彼らは入社時の選定から内定式、入社式、入社トレーニングに至るまで、オンラインで行われている可能性が高いので、慣れない仕事も最初からテレワークになり、まだ気軽に上司や先輩に相談できないところもあり、リモートだとなおさら難しい環境です。また地方から出てきてワンルームマンションに一人暮らしの人も多いので、他の年代に比べて圧倒的に人との物理的接触が少ないのが要因にあるとのことです。 さらに結果をAIで解析したところ、20代前半の人に最も使われる言葉が二つあったということです。「『大切』と『承認』です。本来プラスの意味の言葉ですが、解析するとそのあとに否定語が必ず続くとのことです。『大切にされていない』『私は認められていない』と。対面での時間を共有できず、どうしても上司や先輩からの『話しかけ』が減る状況ですので、疎外感を持ち、孤独を募らせてしまう傾向にあるとのことです。
やはり、五月病もしかり、テレワーク孤独もしかり、いわゆる心の病ということになるので、対処法として、特に新しい事の経験が浅い若い世代には、対面でのコミュニケーションが重要ではないかと思います。皆さんは、どのように考えますか。
SS

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