野菜の甘さとノスタルジー

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一昨日の日曜日、由布院に行ってきました。

ゆっくりと温泉につかり、疲れを吹き飛ばしたあとは、もちろん腹ごしらえ・・・

さっそく、由布院・ランチで検索すると、トップに「山椒郎」さんが紹介されており、ランチの写真がとてもおいしそうだったので即決。ぶらぶらと街を散策しながらお店に向かいました。
由布院駅から金鱗湖までのメインストリートには面しておらず、やや離れた場所にひっそりとたたずむ平屋のお店です。車だったら思わず通り過ぎてしまうかも。

▼ゆふいん山椒郎
https://yufuin-sansyorou.gorp.jp/

ミシュラン掲載店ですし、ランチは予約ができないため、ある程度の待ち時間は覚悟していましたが、ちょうど空席があり、すんなりとカウンター席に通されました。ちなみに、お店を出るときにはほぼ満席になっていました。(ラッキー!)

さっそく、HPで紹介されていた、「合わせ箱・山」を注文。
ほどなくして提供された弁当箱をあけてびっくり。食べてびっくり。
甚だ失礼ではありますが、イメージしやすいように一言で言うならば「豪華で上品な野菜丼」です。

私が注文した合わせ箱“山”には、豊後牛や地鶏などのお肉、同じコンセプトの弁当箱スタイルで提供される合わせ箱“海”には、りゅうきゅう(魚の切り身を醤油ダレに漬けた大分の郷土料理)が使われているのですが、主役は紛れもなく『野菜』なのです。
それぞれの風味を活かしながら丁寧な仕事で上品に味付けられた野菜たちは、香りも味も格別です。なんといっても野菜が甘いんです。

私は9歳まで愛知県の実家で暮らしていましたが、その頃、祖父が畑で様々な野菜を(趣味で)つくっており、おじいちゃん子であった私も毎朝のように畑仕事を手伝っていました。
祖父の野菜はとても甘く、ご近所さんにも大好評だったことを覚えています。
絶品ランチは、その頃に祖父がつくった野菜の味が蘇ってくるほど衝撃的でした。

祖父の畑は趣味といってもかなり広く、私が通っていた保育園の芋ほりを祖父の畑で行うほどでした。季節ごとにあらゆる野菜を栽培していたため、その頃の我が家では、野菜をほとんど買ったことがなかったと思います。

そんなことを思い出したので、帰宅後に地図で祖父の畑があった場所を調べてみたところ・・・記憶では60坪くらいだと思っていた畑は、実は200坪以上だったことがわかりました(笑)

私の実家とは似ても似つかない温泉地(田舎なのは同じですがw)で、40年も昔の祖父の味を思い出させてくれた山椒郎さんとランチに感謝です。
次回、由布院を訪れた時には、ぜひディナーも味わってみたいと思います。(M)

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