(一社)資源循環ネットワーク東京サテライトのあるニュー新橋ビル1Fは、金券ショップが15店舗ほど営業しているいわば金券ショップ銀座と言っても過言ではありません。その金券ショップが閉店の危機にあっているとのことです。それは、売り上げの半分を占める新幹線の回数券の廃止が相次いでいることによるとのこと。JR各社がネットで予約購入できる「チケットレス化」を進めているためで、割引切符の代名詞ともいえる新幹線回数券は風前の灯になっているとのことです。
看板商品にしてきた金券ショップのなかには、苦境に立たされている店もあるとのこと。新型コロナウイルスの直撃で出張や旅行が激減したところに、回数券廃止が追い打ちをかけた格好である。
一昔前までは、しがないサラリーマンにとって金券ショップは、出張や外出等の味方であった。出張等の新幹線チケットや電車チケットに私も随分恩恵にあずかりました。出張精算の電車手配等を各自が手配し、請求は、通常購入価格で請求処理できた時代、その浮いた分でお酒や食事が少しグレードアップすることができました。それは出張時のサラリーマンのささやかな楽しみでした。
それがいつの間にか出張等の電車チケット購入を会社がすることになり、サラリーマンの楽しみも半減しました。それでも、個人の旅行等では金券ショップはまだメリットがあり、重宝していたのですが、その楽しみさえも奪い取る格好になりました。時代の流れでいつかはこうなると思っていたけど、寂しい限りです。ちょっとノスタルジックなお話でした。
SS