8月15日は「終戦記念日」知ってますよね

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皆さんご存じの通り、日本における第二次世界大戦終戦の日は、1945年8月15日とされています。この日の正午に昭和天皇による「玉音放送」があり、この放送によって第二次世界大戦における日本のポツダム宣言受諾と休戦が国民に伝えられました。以来毎年8月15日を日本政府は「戦没者を追悼し平和を祈念する日」とし、政府主催で全国戦没者追悼式を行ってきています。

しかし、世界的には9月2日を終戦の日として認識している国が多く、8月15日を終戦の日としているのは世界で日本だけとのことです。

世界の多くは、9月2日を第二次世界大戦の終戦記念日と認識されています。第二次世界大戦で日本と敵対した連合国(アメリカ・イギリス・フランス・カナダ・ロシア)では、日本がアメリカ戦艦ミズーリ号上で降伏文書へ調印した9月2日を終戦記念日としています。日本でも国家として公式に「終戦」となったのは降伏調印をした9月2日です。なぜ連合国側と日本とでは終戦の日の認識が違うのかというと、日本がポツダム宣言を受託した8月14日には、すでにアメリカでは日本が降伏する事実が報道されており、当時のトルーマン大統領は日本が降伏文書へ調印したのを見届けてから「VJ Day(Victory over Japan Day:対日戦勝記念日)」の布告をすると宣言していたためです。第二次世界大戦戦勝国ヨーロッパ諸国は5月8日、敗戦国イタリアは4月25日が解放記念日とされています。

ヨーロッパの戦勝国では、ドイツが降伏文書に調印して無条件降伏した1945年5月8日を「VE Day(Victory in Europe Day:ヨーロッパ戦勝記念日)」としています。第二次世界大戦のヨーロッパ戦線の終戦記念日として、国旗を掲げたり記念式典が行われたりなどして祝われているようです。

また、日本と同盟を組んで戦い、同様に敗戦国となったイタリアとドイツでは、終戦の日付やその意味も日本とは違います。

イタリアではムッソリーニが率いたファシスト勢力をミラノなどから追い出した4月25日を「解放記念日」として毎年お祝いしているそうです。

一方、ドイツでは連合国に無条件降伏した5月8日を「Stunde Null(零時)」とし、ナチス支配から解放された日としてイタリアと同様に祝われているとのこと。

しかし、国として「終戦記念日」と定められているわけではなく、戦没者への追悼式典は11月末の「国民哀悼の日」に行われているようです。イタリアとドイツでは「敗戦の日」よりも「解放の日」という認識が強く、同じ敗戦国でも日本とは違う捉え方をされているようです。

いずれにしても戦争のない平和な世界を作っていくことが我々地球市民に課せられた使命だと思います。なぜなら、人を傷つけるために人は生まれてきたのではないのだから。

戦争でお亡くなりになられた方々のご冥福を祈ります。

黙祷。

SS

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