ナイーブな想いからの挑戦

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 戦争が始まりました。イタリアの小学生向け教科書には、「リーダーの資質である知性、説得力、肉体上の耐久力、自己制御力、持続する意志、全てを備えていたのはカエサルだけ」と教えているそうですが、残念ながらプーチン大統領もその後を追う存在になりそうです。心底から嫌な奴ですが、ボケ老人のバイデンや芸人あがりのゼレンスキーでは全く相手にならない怪物であり、ましてや日本の一般市民が直接出来ることなど何もないのです。

 大震災等の自然災害と同様、戦争という圧倒的な惨事を目の当たりにすると、普段目にする全てが些事に思えて虚無感に陥ります。メディアが煽るオミクロンや国会審議といった茶番は勿論のこと、それなりの時間とプライドを賭けて勝負している経営や仕事でさえも。大切な家族や仲間が普通にご飯を食べて、快適な環境で、時には音楽を聴いたり、映画をみたりしながら、笑顔で暮らせる日常生活が続くことのありがたさほど貴重なものはないと。

 前職の上司は、PJマネジメントにおいて「ナイーブになるなよ」とよく口にしました。要はビジネスライクに徹しろという薄っぺらなコメントですが、幸い私は廃棄物処理・リサイクルを専門に働いてきたので会社貢献には困ったことはありません。それは時代と相まって、環境がビジネスとの親和性の高い分野になったからです。結果年齢を重ね、専門性や知識、既存の人脈に囲まれた世界から外に出ることに躊躇する自分を感じています。

 一方、テレビで戦禍のウクライナの映像を観ながら、プーチンという怪物に対抗するためにも、ナイーブな想いを起点にした挑戦をしてみたいなぁと感じ始めています。環境だけでなく、「GDPからGDW(Gross Domestic Wellbeing)へ」という価値観の変革を念頭に、目先の売上に直結しない社会的価値、例えば「身体的」「精神的」「社会的」な人権といったテーマにも取り組んでみたいと。当社の次年度からの取組みに、是非注目してください。(T)

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