まだあと2週間ほどありますが、クリスマスが近いですね。テレビで連日にぎわうクリスマスマーケットの映像を見て、ひとりわくわくしています。海外では、クリスマスと言うと家族と過ごしている印象が強いですが、日本では恋人のイベントと言う印象が強いのではないでしょうか。学生時代、クリスマスイブの夜に恋人がいない人同士で、「シングルベルの会」を開催したのが懐かしいです。
そんなラブイベント間近ということで、今日の話題は愛情表現についてです。皆さんは普段大切な人に愛情表現していますか?恥ずかしくてなかなかできない、いや全くできない、という人も多いのでは。普段から、恋人だけに限らず、家族や友人に対しても、なかなか「大好き!」とか「大切だよ!」って、言えないですよね。そもそも日本人は、海外の人に比べて愛情表現が得意ではないと聞きます。
私も全くもって得意な方ではないのですが、数年前に滞在した南米の国でカルチャーショックを受けました。南米と聞くともともと情熱的なイメージはありますが、恋人や家族、友人間での愛情表現が本当に豊かなのです。それを象徴するのが、大切な人を呼ぶ呼び方がいくつもあること。例えば男性が恋人に呼びかける時、名前だけではなく、「ねぇ、僕の大切な人」「ねぇ、世界一綺麗な人」「ねぇ、僕の望むもの」という感じで、いろんな呼び方で呼びかけます。1日の間で何度も呼び方を変えるのだから、すごいです。
恋人に対してだけでなく、友人や家族に対しても、色々な呼びかけ方があります。南米の友人から誕生日にもらうお祝いメッセージは、「私の大切で綺麗で世界一美しい〇〇…」みたいな感じで始まります。最初は恥ずかしいけれど、嬉しいものです。日本人のシャイと言うか、奥ゆかしいというか、そういう文化もそれはそれで素敵ですが、たまには大切な人にストレートに愛情を伝えてみるのもいいかもしれません。
皆さま、よいクリスマスを。
SY