この秋、木村拓哉さん主演のテレビドラマ、「グランメゾン東京」がめっちゃ面白いです。天才シェフが絶望的な失敗から立ち直って昔の仲間達と力を合わせながら三つ星レストランを創っていく物語。他にもイケメンで芸達者な役者達が脇を固めていますが、男性目線からは何といってもオーナーシェフ役の鈴木京香さんが素敵。誰もが助けてあげたくなる位に一生懸命で、どこかおっちょこちょいなおばさんキャラが見事にはまってて、これがまた可愛いのなんのって!
各回のクライマックスで流れる主題歌のタイトルは”RECIPE”。山下達郎さんらしい軽快で暖かいメロディに合わせて「・・幸せのレシピで 幸せを創ろうよ・・」というメッセージを訴えます。かなり昔ですが、『幸せのレシピ』というタイトルでキャサリンゼタジョーンズ主演の映画もありました。この映画の主人公も自信満々で完璧主義のシェフで、はじめはキッチンの絶対君主みたいな役柄。その後、母親を亡くした姪やスーシェフとの交流で人間味を取り戻していくのですが、やっぱり本物の一流シェフは求道者みたいな存在かもです。
私が何度も生まれ変われるなら、次の次の次の次くらいには一流のオーナーシェフになるつもりです。お料理は動植物の命をいただいて手間暇かけて作り込んだ作品が一瞬で消えてしまう至高の芸術。自分の城となる店を構えて、創意工夫を詰め込んだ作品とユニークなサービスでお客様に特別な空間と時間を提供する崇高な仕事ですから。そんな私が突然、ドラマに触発されて料理したくなったのですが、凡才がゆえ「寒くなってきたし、暖かいものがいいなぁ」と思いついたのはキムチ鍋でした。特別に、私なりの「幸せのレシピ」を公開しましょう。
昆布出汁にしいたけ、エノキ、しめじの3種のキノコを投入してベースの味を作ります。次に豚バラを400g投入してアクをとります。そこに近所の専門店で調達したキムチとコチュジャンベースの特製ソースを混ぜて、隠し味には多すぎる豆板醤を投入して味を固めます。最後に刻んだニラと、我が家のベランダで育成してる青ネギを大量に入れて、真ん中に卵を落して少し蒸したら完成。今回も本当に美味しかった。(^_^) 何、見た目が不味そうだって?生まれ変わったら天才シェフにと夢見る私に失敬な!写真を撮るのが下手なだけですよ。。。(T)