YGです。
私もよくお世話になっているRettyという口コミグルメ情報のまとめアプリです。
グルメ情報サイトそれなりにありますが、一番シンプルで使いやすいです。
月間のユーザー数は2200万人、蓄積された口コミは270万件。写真画像は1000万以上とのこと(2016年5月時点)
私がこのアプリを実際に使用していて良いところは、
①口コミのお店の情報が非常に豊富
②スマホからでも検索がしやすい
③お店の外観・料理の写真が多くアップされている
なので、初めて訪れて土地勘がないところでも、地元の有名なお店やその場で食べたいものからお勧めのお店を教えてくれたりと非常に助かります。
他のグルメ情報サイトと異なる点は、自分が一番知りたい情報をピンポイントで検索してくれるところです。住所で調べてほしいのか、食べたいもので調べてほしいのか、値段で調べてほしいのか、こちらの調べたい立場に合わせて、検索してくれます。
本を読んでいて、たまたまRettyを立ち上げた会社が紹介されていましたが、ここにもAIが活躍しているとのことでした。従来は、サイトにアップされた口コミ・写真を閲覧側が検索する際に情報のタグ付けを人の手で実施していましたが、今はコンピューターが機械学習の技術を使って、口コミや写真のタグ付けを自動で判断して識別を行っています。Rettyのさらに凄いところは、外部委託を使ってAI化を進めたのでなく、自前で一から開発して、自前のコンピューターでこのシステムを作っていったところです。ふーんと思うかもですが、Googleやトヨタが莫大な研究費をかけて血眼でやっていることを、今のユーザー動向(スマホで簡単に検索をして気軽にお店を探したいという動向)にフィットさせる形を、低コストで、迅速にシステムを組んでやれていることを考えるととてもすごいことです。
ちなみに、Retty内部にシステムできる人がほとんでいなかったので、CTO(最高技術責任者)と大学の優秀なインターン生を使って開発し、人件費を除く自作のシステム・コンピューター費用は約50万円とのこと。
限られたコストで、どのように人材を使うか企業の一番の頭の使いどころを、スムーズに実行し、世の中に必要とされるものを提供する、非常に挑戦的ですばらしいと思いました。