爺さんになってもスキーがしたい!

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 1990年(平成2年)。私が初めてスキーをした年です。

 友人に誘われて自治体の体育協会が主催するスキーツアーに参加したことがきっかけでした。
 もこもこのスキーウェアをまとい、がちがちのブーツ・身長よりも長い板など極めて不自由な格好で挑む未知のスポーツに四苦八苦しながら極寒の中で汗だくとなりましたが、白い景色の中で山頂から滑走(暴走)する爽快感を味わい、すぐに虜となりました(笑)

 大学時代は野沢温泉スキー場のお土産屋で居候アルバイトをしながら、社会人となってからも大学の友人や先輩、会社の同僚などとのスキーツアーで毎年のようにスキーを楽しんでいます。
 ▶野沢温泉スキー場→https://nozawaski.com/

 北九州に赴任してからは、距離的・金銭的な面でスキーに行く機会は減ってしまいましたが、それでも大学の先輩と行っている年末年始のスキーツアーは25年間ほぼ毎年参加しています。

 今シーズンも年末年始(1/30~1/1)に滑ってきました。

爺ヶ岳スキー場で同行メンバーと

 最近は諏訪(長野県)のビジネスホテルをベースとして、蓼科エリアで滑ることが多くなっており、今回は「しらかば2in1スキー場」、「池ノ平スノーパーク」、「爺ガ岳スキー場」の3場で滑りました。
 先輩の子どもが小学生(2年生)で、広いスキー場よりもこぢんまりとした中小規模のスキー場の方が何かと楽ということが主な理由ですが、誰もが聞いたことのあるようなビッグゲレンデは混んでいますし、我々の年齢では、全てのコースを滑るには体力がもたないからです(汗)
 ▶しらかば2in1スキー場→https://whitebirch.co.jp/
 ▶池ノ平スノーパーク→https://www.shirakabaresort.jp/snowpark/
 ▶爺ガ岳スキー場→https://jiigatake.com/

 今回滑ったスキー場はいずれも空いていて、リフトの待ち時間もなくノンストレスで滑ることができたのですが、逆に、「運営は大丈夫?」と思ってしまいました。

 スキー・スノボ人口は、1993年の1,860万人をピークに減少傾向となり、バブル崩壊やリーマンショック、雪不足などの影響から、2020年ではピークの1/4、430万人まで激減しているようです(レジャー白書)。
 また、スキー・スノボ場は1996年に885施設もあったようですが、2018年には680施設、現在では400施設まで減少していると言われています(体育・スポーツ施設現況調査)。

 私が初めて滑った燕温泉スキー場(新潟県)は2006年に営業休止となっていますし、長野オリンピックのスキーモーグル会場で、里谷多英選手が金メダルを獲得した飯綱高原スキー場(長野市)も2020年に閉鎖しています。コロナ禍でさらに減っているんだろうな~TT
 ▶参考:https://www.nikkei4946.com/knowledgebank/visual/detail.aspx?value=296&page=2#list

 あと、スキー場でとても強く感じたのが、スキーヤーの高齢化ですw
 スノボを抱えているのは学生や20代の若者が中心ですが、スキーをしている人は我々のような40代以上か子どもばかりです。
 スキースクールの先生方も、昔は学生アルバイトがほとんどでしたが、今回滑った中小規模のスキー場では、「えっ・・・」って思うような高齢者(70歳オーバー?)が多いように感じました。

 毎年滑っている私のスキー道具を見ても、ブーツと板は20年くらい使用しているものですし、ウエア・グローブ・帽子やゴーグルなどの小物も数年は同じものです。これでは産業としての継続も難しいですよね。

 「私をスキーに連れてって」(1987年に公開された映画)で爆発的な人気となったスキー。その現状は絶望的に思えてなりませんが、今後も滑り続けたいと思います。(M)

蓼科山を眺めながら
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