沈静化の兆しを見せているかに思われた新型コロナウイルスの流行は
オミクロン株の出現により再び社会混乱を引き起こしています。
保育所の休園最多の報道がありましたが、先週、私一家もその影響を受けました。
発端は保育園からの一報でした。
「園児から感染者が発生したため、至急お迎えをお願いします」
同日、当面の休園対応および自宅待機が要請されました。
保健所からの濃厚接触者判定およびPCR検査案内の連絡を待っておりましたが、
保健所はすでに逼迫しており対応不可とのこと、
保育園から郵送された抗原検査キットでの各自検査が依頼されました。
(子ども用に唾液検査かと思いきや、鼻腔拭いタイプでしたので娘は大号泣でした)
娘の検査の結果、幸い陽性反応は出ず、
ひとまず期日までの自宅待機を継続する対応となりました。
身近に感染者はおらず、
どことなく他人事だった新型コロナウイルス騒動ですが、
今回の騒動ですっかり自分ごとになりました。
新型コロナウイルスの恐ろしい点は当初から変わっていません。
「無症状の潜伏期から強い感染性を有し、時々重篤化する」
「圧倒的な感染者数から短期に変異株が発見され、その予見性がない」
オミクロン株は厄介なことに、これまでの株より高い感染力を示しています。
重篤度が従来株よりさらに低いことは喜ばしい傾向である一方、
どこまで対策を行えば良いのか、その線引きについて、
思想、立場により国民を分断する負の側面が強調されているように感じます。
日々の報道やSNSの言説に惑わされ、一喜一憂しないためにも
科学的な情報を根拠に自身の判断軸を持つことが何より大切です。
見方を変えれば、生物学を学び直すいい機会です。
生活に根付いた身近な事柄であれば、好奇心も湧くでしょう。
焦る気持ちをおさえ、感染対策を地道に継続しつつ、
手近な書籍を開くことにしましょう。
きっと、面白いですよ。