地域の文化と建築物

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先月27日、「戸畑祇園大山笠」を見てきました。

地元の方から「戸畑の提灯山笠は是非一度見て下さい。」と度々勧められてきましたが、北九州に引っ越して10年にして初めの観覧です。

「戸畑祇園大山笠」は国の重要無形民俗文化財に指定されており、博多祇園山笠、小倉祇園太鼓とともに福岡県の夏の三大祭りと称され、平成28年には、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。

祭りのすがた、人のすがた / 戸畑祇園大山笠
戸畑区の伝統行事「戸畑祇園大山笠行事」は...

同日はお祭りのメイン行事である「競演会」が行われ、12段309個の提灯で飾った4地区8基の「提灯山笠」が戸畑区役所周辺に集まり、メイン通りを練り歩きました。

「ヨイトサ、ヨイトサ」のかけ声とともに山笠が夜空に浮かぶ様子は力強く幻想的なものでした。

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ところで、一緒に観覧した方(前職の同僚で建築家)から「隈研吾はあの提灯山笠をモチーフにして戸畑区役所を設計したんだよね。」と教えていただきました。

ほうほう。隈研吾さんといえば、先月、お披露目された東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場の設計者ではありませんか!

さっそく調べてみると・・・確かに戸畑区役所は隈研吾さんの設計でした。なるほど。提灯山笠がモチーフというのもうなずけます。また、新国立競技場で注目されている木の使い方が隈さんらしいですね。

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隈さんの設計で有名な建築物といえば、県内では太宰府天満宮参道のスタバ(写真は6年前のもの)ですが、地域の文化を取り入れた建築物は街のランドマークとして地元の人にとっても愛されるものになっていると思います。(現在はインスタ映えの方が勝っているかもですがw)

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我々は建築家ではありませんが、廃棄物のプランナーとして地域の文化を取り入れたプランづくりを心がけていきたいと思います。(M)

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