2018年末に、初めてのふるさと納税にチャレンジしました。「さとふる」等の民間サービスを使って自らの年収を目処に税額控除の範囲を確認した上で住所等の基本情報を入力すればあら不思議、あとは欲しいものを検索してポチポチとクリックするだけで、手続きが完了します。年明けには申請先の自治体から「寄付金受領証明書」が届き、その後は「返礼品」として各地の名産品が順に届く仕組みです。
この制度に官製脱税だの民間業者のサヤ抜きだの多くの悪評があることは十分承知していますが、「納税者意識を高める」という点では間違いなく有効です。かつては所得税であれ消費税であれ、特別なお金持ちの方々や悪い人達を別として一般納税者はニュースに文句を言いながらもただ受動的に支払いを行って待つしかない時代がありました。それが今や便利に選択の自由と直接的な受益を得る機会が得られたのだから。(^_^)
東京で生まれ育ち、いわゆる田舎を持たない私にとってはこのくに全体が「ふるさと」です。まして現在は神戸在住、本社は北九州、サテライトは東京で全国を飛び回る今、どの自治体に感謝しているかと言われても答えに窮するというのが現状。税収が著しく都市部に偏る中、頑張って地方の土地や海、更には美味しい食材を全国で守ってくださる方々にお金が廻るなら、こんなに素晴らしいことはありません。
私がターゲットにしたのは、普段高くて手が出ない高級食材ばかりです。見てください↓の塩水入りばふんうに。尿酸値のことなどすっかり忘れて、別の自治体から届いたいくらと一緒にどんぶりにのせてて楽しむ予定。我が国の豊かな自然の幸に感謝しながら、しみじみと美味しくいただきます。最後に心を込めた一句をご披露。「夢心地 わさびと海苔に 雲丹いくら」、今回は才能有りっ!(T)