最近スマートスピーカー(AIスピーカー)が続々発売されています。スピーカーに向けて「明日の天気を教えて」「音楽を流して」「電気をつけて」と頼むと答えを教えてくれたり、ストリーミングサービスで音楽を流してくれたり、照明をつける操作をしてくれます。
グーグルの Google Home、アマゾンの Amazon Echo、LINEの Clova WAVE、アップルの Home Pod など、いくつかの会社から製品が上市(予定含む)されていますが、1か月くらい前に、そのうちのひとつ、グーグルのGoogle Homeを買ってみました。今のところは単純な質問に回答してくれるだけで、「明日の朝8時に音楽を流して」とか、「新橋で禁煙の居酒屋を探して」とか、少し複雑なお願いをすると、「すみません、もっと頑張ります」と謝られてしまいます。
しかし、これはデータを蓄積して機能を追加すれば改善される話だと思われるので、1年、2年と時間がたてば、きっといろいろなことができるようになるのではないかと期待しています。
例えば、「タクシー呼んで」と頼めばタクシーを呼んでくれる、「猫のえさが欲しい」といえば買って2時間後に配達してくれる、「洗剤がなくなった~」と言えば、ECのショッピングリストに追加してくれる、「明日の新幹線のチケット予約して」といえば、カレンダーで時間を見てチケットを予約してくれる、なんてことが、そのうちできるようになりそうです。
できたら、「洗剤とxxが減ってるんじゃないかと思いますが、買っときますか?」とか、「明日留守の間に掃除ロボットに掃除頼んでおきますか?」とか聞いてくれるようになると最強でしょう。雇ったことないですが(涙)、秘書やメイドさんがやってくれることを部分的に代替してくれるようになると考えられます。
来週発売される日経BP社のテクノロジーロードマップに、高齢社会におけるテクノロジー活用について記事を執筆しました。今後在宅後期高齢者が増えると、家庭での高齢者の方の自立をいかに支援するかが課題になってきます。記事の中には記載できませんでしたが、高齢者向け住宅にスマートスピーカーを設置して独居高齢者の方の支援を行う例も登場しているようです。今後の展開が楽しみです。(Y)