桜島と私

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 鹿児島といえば、桜島をイメージする方もいらっしゃるのではないかと思います。
 祖母のルーツが桜島ということもあり、私は幼少期の頃から桜島の親戚の家や墓参りに何度も訪れており、桜島は自分のホームのような身近な場所として思っています。
 現在に比べ、学生時代、桜島の活動は活発で、雨雲が来たかのかと思うくらい空が急に暗くなったら、火山礫や火山灰が降ってきたこと、登校中に下ろし立ての真っ白な制服に火山灰を含んだ雨(泥水のようなもの)が降ってきて制服が灰色の水玉模様になり泣きそうになりながら登校したことなど、私の学生時代は桜島なしのエピソードでは語れないと言っても過言ではありません。
 大学進学を機に鹿児島を離れた際、桜島がない場所で生活をしていると、当たり前のように見えていた桜島の景色や火山灰もないことが不思議で、桜島が自分の生活の一部であったことを認識しました。また、鹿児島に帰ってきたときに桜島を見ると自分の故郷に帰ってきたのだなと感じ、涙が出ることもありました。
 そんな桜島ですが、私のおすすめは夏の桜島です。夏の桜島は、山のふもとでは草木が青々と茂り、頂上付近では山肌が紫色にむき出しており、そのコントラストが大変美しいです。

 陸から見る景色もですが、フェリーから眺める景色も最高です。運航時間約15分で桜島と鹿児島市街地を結ぶ桜島フェリーからの景色はぜひ見ていただきたい景色です。そして、錦江湾内を運行するフェリーとしては、桜島フェリーに加え、鴨池・垂水フェリー(以下、垂水フェリーと述べます。)があります。垂水フェリーは、運航時間約40分で薩摩半島と大隅半島を結び、錦江湾(鹿児島湾)を運航するフェリーで、桜島と大隅半島が陸続きになっている景色も見ることができます。また、桜島フェリーと垂水フェリーではともにうどんやそばを食べることができ、桜島を眺めながら食べる時間も幸せです。

 先日、垂水フェリーに乗ってきましたが、やはり桜島と錦江湾のコラボは最高だと思いました。

 ぜひ鹿児島にいらっしゃった際は桜島を見てフェリー旅をお楽しみください。

(SM)

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