年度が明けてようやく昨年度業務が片付いた中、全社朝会で「俺、明日午後休みもらうから。メールはしてもらっても良いけど、即レスは期待しないで。翌日も朝会は出ないけど10時以降は仕事復帰するし。」と全社員に伝えました。付き合いの長いIからは「代表、反抗期なんですねっ」と言われたので、胸を張って「そうなんだっ」と答えました。当社の経営を担って以来、土日もあまり意識せず働いてきたつもりですが、その分GWや折々に長期休暇で海外旅行に行っていました。そんな大切な長期休暇が1年以上とれない中、せめて半日休んでやろうと思いついたのです。
一昨日、浜松市への出張があり、15pm前には打ち合わせが終わるのでそのまま浜名湖に行ってウナギを喰ってやろうと考えました。WEBで調べたら、割と有名な老舗ホテルで「1泊2食付き、温泉入り放題」のスーパー格安プランを見つけて早速予約を。しかも夕食は肝吸い付きのうな重を部屋まで持ってきてくれるとのことでした。ただし、コロナの影響で送迎バスもなく、浜松駅から路線バスで50分以上かけて行くしかないというハードルもありました。それでも反抗期の今や「だからなんだってんだ」と。家族や社員を顧みずに行ってやろうじゃあ~りませんか。
初日はあいにくの天気の中到着した旅館は予想通りガラガラでしたが、浜名湖が部屋の窓から眼前に浮かぶ素晴らしい立地でした。PCを開けることもなく17pmには温泉に浸かって浴衣姿に。18:30pmには念願のうな重が部屋に届きました。見てください、この照りとボリューム!「地方の名産に旨いもの無し」との有名な格言がありますが、間違っています。大きな声で言いますが、「浜名湖のうなぎは旨い!」。ちなみに翌朝の朝食もボリューム満点の和定食で、こちらは食堂での相席でしたが、がっつりとしたソーシャルディスタンスで何の心配もありませんでした。
チェックアウトは10時だったので、それまで一切のメール返信を行わずに全社朝会も欠席して、短いながらも充実した休暇を満喫しました。露天風呂に平日朝から入るような不届き者は、ほかに誰もいなかったし。その後、10:30amから社内オンラインMTがあったため、そのままホテル隣接の公園に移動して、浜名湖の日差しを浴びながらの参画、昼までに終えて帰路へ。無論、その後はサテライトオフィスで普通に働きましたが、なんだか自由になれた気がしました。これこそがワーケーションの効能なのかもしれないので、他の社員にも勧めてみるつもりです。(T)