フリースローが届かない

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 年明け早々、母校バスケットボール部の創立75周年記念OB会に参加しました。大規模開催はコロナ前の70周年以来ということもあり、幹事達が張り切って、母校近くのアリーナでプロの試合を観戦してから隣接のドームで式典と宴会、お土産には記念ポロシャツとの企画を準備してくれました。卒業して37年が経過した今も全く頭が上がらない諸先輩方やチームメート、誰もが老いましたが私にとって掛け替えのない仲間達であり、居場所です。

 観戦した地元の立川ダイスとヴィアテン三重の公式戦は「B3」と呼ばれる三部リーグながら、本格的なチアリーダーやマスコットも登場します。チームユニフォームやグッズを持った老若男女の大観衆で、なんと当日入場者数は2,323人。肝心の試合ですが、今や各チーム2~3人の外国人選手を含むプロ集団であり、コートサイドで観るスピードと技術、迫力に圧倒されながら、前半の接戦から最後は地元チームの完全勝利までを愉しめました。

 サッカー同様、バスケも地域に根差した文化活動として確立しつつあります。プロリーグ設立をきっかけに、代表チームの活躍でスポーツとしての人気が高まり、地元企業等の経済的支援で成立する興行を地域のファン達が支えるスキームは全く同じです。万一、そのチームで育った選出が巣立ち、今やNBAで活躍中の河村祐樹のようなスターになればと夢見て応援する観客と一緒に叫びながら、令和の地方創成ってこれかもと感じました。

 さて、場所を移して式典と宴会。そこにもコートとリングがあり、しこたま飲み喰いしてしゃべった後、恒例のフリースロー大会を開始。「現役時は8割以上入れたぜ」とかいいながらガチで投じたらリングにさえ届かず。外すのはともかく、届かないという屈辱に打ちひしがれて、先輩方が半分の距離から投じている姿を見ながら自分に言い聞かせました。今年こそは運動をして、まずはフリースローが届く筋力を取り戻そう、これぞ新年の誓い、也。(T)

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