東京駅と深谷駅の外観は似ているように感じます。調べてみると、東京駅は深谷市産のレンガを使用して建造されていることが分かりました。
始まりは、新1万円札の顔で話題となっている渋沢栄一翁が明治20年に深谷市に日本煉瓦製造会社(後の日本煉瓦製造株式会社)の工場を設立したことのようです。この工場は、日本で最初の大規模な機械式レンガ工場で、東京駅のレンガもここで生産されたレンガを使用しています。なお、東京駅の他にも明治から大正時代にかけて、司法省(現:法務省)、日本銀行、旧東京裁判所、旧東京商業会議所、赤坂離宮・旧警視庁、旧三菱第2号館、東京大学などにも使われています。
その縁により、深谷駅は1996年に東京駅を模したデザインへと改築されたとのことでした。ただし、耐震の関係により深谷駅ではレンガは使わず、タイルを利用しているようです。(参考URLはこちらです。)
渋沢栄一翁は我々の生活のいたるところで功績を残されていたと思っていましたが、東京駅のレンガにも関係していたとは改めて偉大な方だと思いました。私も渋沢栄一翁の「夢七訓」を胸に生きていこうと思います。
「夢七訓」
夢なき者は理想なし。
理想なき者は信念なし。
信念なき者は計画なし。
計画なき者は実行なし。
実行なき者は成果なし。
成果なき者は幸福なし。
ゆえに幸福を求むる者は夢なかるべからず。(渋沢栄一翁)
(左写真:東京駅、右写真:深谷駅)
(SM)