無人駅の活用プロジェクト

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 先週、岡山出張でJR津山線のとある駅を利用しました。

 この駅はICカードに対応していなかったため、駅員さんに対応方法を確認して駅舎を出る。駅員さんがいる駅だったから良かったのですが、駅前には酒屋(個人商店)が1軒あるだけ。
 最近、地方の駅を利用することが多かったため、「ま、こんなもんだろう」と思いながらも、これから無人駅が増えていけば、今回のように駅員さんに対応方法を確認することもできないな・・・と考えてしまいました。

 日本では、9,465駅のうち約48%の4,564駅(2020年3月、国土交通省)が無人駅だそうです。
 JR四国:81%、JR北海道:71%、JR九州:59%が無人駅となっているようです。

 ▼無人駅に関する記事①(佐賀新聞)
 https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1092785#goog_rewarded

 データが古いので現在はさらに増えていると思いますし、有人駅であっても時間帯によっては無人駅になるところもある思いますので、その割合はさらに高まっていると思います。

 一方で、無人駅や関連施設を活用して地域を盛り上げるプロジェクトも始まっているようです。

 (JR青梅線)沿線全体をホテルに見立てて、地域を盛り上げるようなプロジェクト
 (JR山田線上米内駅)漆をテーマにした駅舎づくり
 (JR上越線土合駅)駅前にサウナやグランピング場を整備
 (JR常磐線浪江駅)鉄道敷地内でバナメイエビを養殖(輸送は鉄道を利用)
 (JR常磐線小高駅)駅員が使用していたスペースをコワーキングスペースとして改装して
          コミュニティの場を創出するプロジェクト
 (JR信越本線帯織駅)駅をものづくり交流拠点としてリニューアルするプロジェクト など

 ▼無人駅に関する記事②(日本経済新聞)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO67297690U3A100C2MM0000/

 このうち、JR常磐線小高駅の「小高パイオニアヴィレッジ」(コワーキングスペース)を一昨年利用したことがあります。
 仕事などができる作業スペースのほか、地域の情報紹介、アクセサリー工房(ショップ)、宿泊所も併設されており、とても便利で楽しい施設でした。
 このような施設が増えていけば、地方出張の際にも安心して仕事ができますし、何より出張が楽しくなります。

 いずれの無人駅活用プロジェクトもキーワードは地域の企業や行政との連携となっているようです。
 廃棄物関連施設でも民間の資金やノウハウの活用が求められていますので、ぜひ参考にしたいと思います。

 各地に楽しく、便利な無人駅が増えればうれしいですよね。
 いずれは、無人駅めぐり・・・なんて旅行が流行るかもしれませんね。(M)

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