霎時施(こさめときどきふる)

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10月28日は年始から301日目になり、年末まで64日となります。東京は冬の模様となっており、秋が短く感じております。しかし、暦上は、11月7日の立冬を迎えるまでは霜降となり、未だ秋となります。

晩秋に入り、紅葉などもきれいな時期になってまいりました。現在、二十四節気では『霜降(こうせつ)』、七十二候では『霎時施(こさめときどきふる)』という時期になります。
二十四節気は、古代中国にて、一年を二十四の季節に分け、名称を付けたものであり、約半月で変わっていきます。そして、七十二候とは二十四節気をさらに三分割し、約5日程度で変わっていきます。季節は、5日程度で変わると古代中国の人は感じていたと思うと感慨深く思います。

七十二候『霎時施(こさめときどきふる)』は、その名の通り、「ぱらぱらと通り雨のように雨が降りはじめる頃。雨が降ったかと思えば、すぐに青空が顔を出します。初時雨は、人々や動物たちが冬支度をはじめる合図だといわれています。」(出典:暦生活 )と言われ、雨が降ったり、青空になったりと、秋の空を代表するかのような季節になります。

実際に、現代の日本でその通りの天候になるのかといわれると、もちろん違いますが、今も昔も変わらず、秋は移り気な季節なのだということがわかります。冬が近づいてくる合図になり、人も動物も冬ごもりを始める時期です。加湿器や暖房器具を準備して、冬を迎えたいと思います。

寒くなり始め、冬ごもりの準備が必要となる時期です。体調には、お気を付けください。
心赴くままに(K)

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