6年前だったかな? 当社の社員がまだ私1人だった頃。
約2年の予定で始まった東日本大震災の災害廃棄物処理に関する業務が半年で終了し、先行きに不安を抱えていた時、ふとこの歌を思い出し、下関市の東行庵を訪れました。
面白きこともなき世をおもしろく
すみなすものはこころなりけり
ご存じの方も多いと思いますが、幕末の長州藩士、高杉晋作の辞世の句といわれているものです。
上の句が高杉、下の句は野村望東尼が詠んだといわれていますが、近年の研究では辞世ではないという説が有力であること、そもそも「なき世を」なのか「なき世に」なのかなど様々な研究がされていますが・・・私はどちらでも良いので詳しく知りたい方はどうぞ。
●高杉晋作(Wikipedia):https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%9D%89%E6%99%8B%E4%BD%9C
なお、東行庵は高杉の霊位礼拝堂として明治17年(1884)に創建され、境内には高杉晋作の銅像をはじめ、上記の句が記された詩碑、「動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し・・・」で有名な顕彰碑など様々な文学碑があり、高杉の墓もあります。
●東行庵HP:https://www.tougyouan.jp/index.php
なぜ、6年前にこの場所を訪れたのかを思い出してみると・・・
そもそも私が当社に入社した理由が「おもろいことをしたいから!」だったからだと思います。
だからこそ不安を覚えた時に「おもしろき・・・」の歌が頭に浮かんだのでしょう。
当時は北九州市エコタウンセンター内に事務所を構えていたのですが、仕事はほとんど家でしていました。ま、それほど仕事がありませんでしたし、結果も残念なことがほとんどでしたがw
そのため、現在のコロナ禍とは状況がまるで異なるのですが、期せずして当社も緊急事態宣言が発令された4/7(火)から在宅勤務となりました(東京サテライトオフィスは3/30(月)から)。
個人的には、事務所よりも実はオフィス環境が整っている自宅で作業をする方が気分的に楽なのですが、やはり効率は落ちますねw
それよりも充実した冷蔵庫の中身と運動不足から・・・激太りが懸念されます(汗)
仕事が一段落すると、デスクにアームを取り付けてディスプレイをもう1台増やそうか・・・などと自宅要塞化計画を練ってしまう今日この頃です(笑)
ちなみに現在の状況はこのようになっており、写真で見るとかなり散らかっていますが・・・散らかっているなw
在宅勤務期間が終わる頃、要塞化計画が完成すればどうなってしまうことやら(汗)
ところで、コロナ禍で各所に様々な影響が出ていますが、相変わらずのメディアの批判ばかりには辟易してしまっています。
そんな中、「おもろい」動画を見つけたので紹介させていただきます。
●トヨタイムズ イチローさんからのメッセージ2020 〜トヨタに入社した人たちへ〜
まさに、我が意を得たり!です。私が同じことを言っても全く説得力がありませんが、イチローが言うとこうも違うものなのかと思ってしまいます。
なお、イチローはトヨタの2018年入社式でもメッセージを贈っているのですが、こちらも素晴らしいので興味のある方は是非ご覧ください。
●イチローからのメッセージ(2018):https://www.youtube.com/watch?v=Pvb623RJWvI
イチローの動画を視聴しながら、私自身もっと謙虚な気持ちでチャレンジをしていかなければならないと考えさせられてしまいました。
また、こんな状況だからこそ、改めて自分のやりたいこと「おもろいこと」、そのために今すべきこと、これからすることを考える時間を取りたいと思っています。
もちろん、コロナ危機の早期収束をめざして夜の街には行きません!
今日が命日の高杉晋作がやりたくてもやれなかったことを。(旧暦の4/14なので正確には5/17ですが)(M)