何言っているかさっぱりわからねー

昨年末に日本の子どもの読解力が低下しているとニュースで話題になりました。実際にどんな問題だったのか気になったので、説いてみました。みなさんもぜひ説いて見て下さい。問の文章は、教科書に掲載された文章とのことです。

問 アミラーゼという酵素はグルコースがつながってできたデンプンを分解するが、同じグルコースからできていても、形が違うセルロースは分解できない。

セルロースは(     )と形が違う。

(     )に入るのはどれか。
A デンプン
B アミラーゼ
C グルコース
D 酵素

答えは一番下に掲載してます。

公立高校の正解率が33%とのことです。

私はこの問題間違えました。負け惜しみのコメントかつ論点がずれていることを承知で申し上げますが、ほとんどの人が間違えるような文章は、文法や論理が正しくても”いい”文章と言えるのでしょうか。論理や理屈をこねくり回して何がいいたいかを見つけ出さないといけない文章は、作者の自己満文章であり、いい文章ではないはずです。小説ならまだしも教科書に乗せる文章であるなら、なおさら読み手が理解できる文章を作者が推敲する義務があるはずです。時間をかけて解読しないといけない文章は読まれません。読まれないということは、広く認知されません。それが果たして正しい文章と言えるのでしょうか。
調査では若い方の読解力低下が嘆かれており、読書などを通じて長い文章に触れることの重要性が指摘されていました。その通りです。ただし頭を捻らないと読めない文章ばかりだったら、まったく読書に関心を持てずますます読まれなくなります。論理や理屈もいいですが、もっとわかりやすい文章をお願いしますよ!(YG)

※答えは↓

答えはAのデンプンだ!

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