学生の頃、理系でしたが生物学は苦手でした。とりあえずカタカナを覚えるのが苦手、、、というのが第一の理由ですが、化学ぽい分野から動物の群れの研究まで様々な分野があって、しかもそれらの関連がよくわからない、という印象でした。
とはいえ最近、ヘルスケアの分野や生物学の分野では、革新的な動きが次々と起こりつつあります。
ヘルスケアの分野では、人の遺伝子に合わせた薬の製造や病気の治療が可能になるんじゃないかといった話があったり、ロボットをつかって手術をしたり、人工知能が病気の診断を手伝ってくれたりしつつあります。これらのベースには、情報技術とヘルスケアの結びつきがあります。
加えて最近、情報技術とさらに広範な生物学が結びつきつつあるそうです。「合成生物学」という分野を紹介する本を読んでみると、遺伝子編集を媒介に、情報技術と生物学が結びつき、生物学が工学化される世界が将来やってくるんだそうです。本の中には、「DNAを書き換え、自然界に存在しない生命を作る」「生物回路」「人工的に人の遺伝子を作る」など、刺激的かつ不安な気分になる言葉がならんでいます。
倫理的な側面に慎重になる必要もあるでしょうが、革新的な用途の多さを考えると、生物学・ヘルスケアと情報技術の結びつきは、きっと今後「伸びる分野」になるんだろうと思いました(Y)。