猛暑が続いた今年の夏まだまだ残暑厳しい状況ですが、それでも夜の虫の音が聞こえたり朝晩の気温低下など、秋が近づいている気配も感じますが、特にマスク生活が主流になっている昨今では、秋の訪れはありがたいところではあります。
秋の訪れとして感じることの一つとして“赤とんぼ”の飛来もあるかと思います。とんぼの種類としては、全世界では約5,000種類、そのうち約200種類が日本で分布生息しているとのことです。赤とんぼは、アカネ属のトンボですが、「アキアカネ」が代表的な種になります。
その赤とんぼですが、秋になっても飛び交う光景を目にすることがめっきり少なくなってきていると感じています。
理由と考えられるのは、稲作減少によるトンボの卵、幼虫が生息する水田が減ったことや、水田の稲害虫対策の殺虫剤等によるものによる影響が大きいようです。
ある意味日本のトンボは人間の作ってきた稲作環境とともに共存共栄してきましたが、今度は人間の都合により稲作環境破壊からトンボが住処を失ってきているということになります。
子供のころ、空いっぱいに「赤とんぼ」が飛び交っていた記憶がありますが、もう見ることはかなわないのでしょうか。
人間以外の生物のことも考えろよと、とんぼからの人間へのメッセージかなと感じています。
SS