白川郷と世界遺産

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 先週の土曜日、岐阜出張後に白川郷を訪れました。昔、訪れたことがあるように思いましたが、幼少期だったためか記憶が曖昧だったので行ってみることに。

 白川郷といえば世界遺産「合掌造り集落」ですね。
 日本の原風景ともいうべき美しい景観をなすこの合掌造り集落が評価され、1976年に重要伝統的建造物群保存地区として選定、さらに1995年には五箇山(富山県)と共に白川郷・五箇山の合掌造り集落として、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。

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【公式】白川郷観光協会
白川郷観光協会は世界遺産白川郷の観光協会です。日本の原風景である農村文化・生活・暮らしを深く感じることができる白川郷の魅力を日本国内はもちろん、世界に向けて発信していきます。

 予定では日曜日の午前中に散策するつもりでしたが、天気が悪くなりそうだったので、土曜日の夕方に「萩町合掌造り集落」を訪れました。
 萩町集落は東海北陸自動車道の白川郷ICから車で5分ほど、高速からのアクセスは非常に良かったです。ただ、当日は駐車場が混んでいたため、集落の南端、庄川沿いの駐車場(駐車場:¥1,000-)に停めることとなりました。

 到着したのが16:00ごろで、駐車場の閉門が17:00だったため、急ぎ散策を開始。
 3連休ということもあり、多くの人が訪れていましたが、夕方だったことや展望台には行かなかったことから、それほど混雑してはいないようでした・・・逆に日中は激混みだろうな。と思います。(半分以上は外国人かな?)

 合掌造りの荘厳な建物はどっしりとした重量感があり、茅葺き屋根が暖かさを感じさせます。
 ちょうど、稲刈りシーズンだったので、地元の方が農作業を行っており、ほのぼのとした田舎の風景に癒やされました。
 おそらく、観光地でこれほどのんびりした雰囲気の場所も珍しいのではないかと思います。

 ただ、合掌造りの家屋は、ほとんどが民宿や飲食店など商業利用されていると思われ、人々が暮らす場所、という感じがしなかったのは少し残念でした。(観光地だな~と感じますw)

 翌日に立ち寄った「道の駅白川郷」には、合掌ミュージアムが併設されており、茅葺き屋根の葺き替えの様子などが展示されていました。とてもリアルに再現されており、集落を訪問する前に見学しておくんだったと少し後悔(汗


 これを見ても茅葺き屋根の葺き替えや家屋の維持に多額の費用がかかると思いますので、集落を維持することも非常に大変なことだと感じました。そして、世界遺産とは何なのか?観光と景観・人々の生活の両立について少し考えさせられた気がします。

 世界遺産は、地球の生成と人類の歴史によって生み出され、過去から現在へと引き継がれ、そして私たちが未来の世代に引き継いでいくべきかけがえのない宝物(世界遺産)を”人類共通の遺産”として保護・保全していくため、ユネスコが国際条約にもとづいて採択、登録するものだと理解しています。

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公益社団法人日本ユネスコ協会連盟
公益社団法人日本ユネスコ協会連盟では、世界寺子屋運動・世界遺産活動・未来遺産運動・東日本大震災子ども支援募金などの活動を行っています。

 世界遺産といえば、「観光」と紐付けて考えてしまっていましたが、改めて世界遺産の趣旨を鑑みると、いろいろと考えさせられてしまいます。
 各地でオーバーツーリズムが問題となっている昨今、今一度、世界遺産と観光、人々の営みについて考えていかなければならないと強く思いました。

 でも、美しい景色、景観を見てみたいし、文化や歴史にも触れたい!
 地域のご迷惑とならないようにこれからも各地を散策していきたいと思うのでした。(M)

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