エルピス:俺たちのタイガースに残された希望

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 阪神甲子園球場は本年8月1日で開場百周年を迎えました。俺たちの阪神タイガースは聖地で三連勝を飾り、オープニングセレモニーではファン代表として世界の渡辺謙さんがグラウンドで躍動、歌手たちも熱く盛り上げました。その後甲子園を離れ、ロードに出てからは4カード連続負け越しで、今や首位広島と5ゲーム差。一般に3ゲーム追い付くのに1か月と言われており、残り32試合でひっくり返すことをあきらめる声も出始めました。

 昨年日本一に輝いたタイガース、確かに酷い有様です。前半はピッチャー陣が踏ん張るも、打線が揃って不調で3点取られればもはや勝ち目無し。夏から打線が上がってきても、酷使された投手陣が先発・中継ぎ・抑え全てが崩れはじめ、勝ちゲームを拾えません。結果、関西独特の「パンドラの箱」が開いてしまい、メディアやファンからの監督・選手批判を含む厄災が噴き出てしまっているのです。特にX上の罵詈雑言は、見るに堪えないレベルです。

 では箱の底に「希望≒エルピス」は残されているのでしょうか?私はもちろんと断言します。昨年セリーグを圧勝で制したタイガースも、勝率は6割1分6厘でした。(1955年以来、7割以上勝ったチームはゼロ。)8割超の勝率等、強いチームがほぼ勝つNBAやJリーグ等他のスポーツとは違って、例えばこの先20勝積み上げて74勝まで行けば、統計的に必ずアレ出来ます。根拠?左のエース高橋遥人君の復活と新人の門別啓人君の本格化、なり。

 そりゃ野球に限らず、生きてりゃいろいろあるし、あきらめたくなる時もあります。そんな時にいつも想い出すのは、「ショーシャンクの空に」という映画のラストシーン。無実なのに19年間牢獄で酷い目に合いながらも希望を失わず、最後は脱獄してメキシコにたどり着いた主人公のアンディは言いました。’Hope is a good thing, maybe the best of things. And no good thing ever dies.’ 誰だって負けっぱなしはごめんだし。(T)

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