白髪と人間ドックに想う

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親父譲りの若白髪で、目立ち始めた30代後半からは白髪染めを使ったり、美容室に行ったりして黒く染めてきました。ただ昨今は、吉川晃司さんや三浦知良さんらイケてる中年勢がナチュラルで堂々とした白髪姿のままご活躍されています。「なら俺もっ」ということで、50歳を迎えた誕生日を跨いで、染めることなくありのままの頭髪を試してみることにしました。メンタル面での老いを受入れるつもりは全くありませんが、周りから若造りしていると見られるのもダサいかと。

では肝心の身体の中についてはといえば、昨年サボった人間ドックに先日行ってきたばかりです。正確な診断結果はまだですが、当日もお医者様から速報値を基に結果説明を受けており、生活習慣を中心にがっつり・こってりとしたお説教を受けてきました。50過ぎのおっさんが肩を縮めてなぜか「すみません、わかりました、すみません」を連呼する姿は我ながら切なく滑稽でしたが、こればっかりは仕方ありません。ご指導をありがたく受け止めた上で、日々の暮らしの改善に努めていきたいと考えています。

頭髪も健康もですが、この年になって改めて親に感謝しなければなりません。あるタレントが脱税をしたきっかけは、植毛のために1億円が必要になったから、と聞いたことがあります。なら未だに圧倒的な剛毛まみれの私は、生まれながらに1億円のプレゼントを授かったとも言えるかと。また、両親ともに長寿家系で血圧も低いため、あのにっくき女医が何と言おうがいわゆる日本人男性の平均寿命よりは確実に長生きしてみせるという自信もあるのです。

とは言え、50歳を超えたからには、残りの人生をどうやって生きるかを本気で考えねばなりません。いつの間にかいろんな責任を背負う年齢と立場になってしまいましたが、来年からは人材獲得や若手育成に自らのエネルギーをかけることで、出来るだけ早く組織やお客様に対する責任を次世代に引き継ぐことを目指します。その上で、悔いのない人生とするには数多あるプライベートの夢も着々と叶えていかなきゃです。まずは来年春にはスペイン・サンセバスチャンでバル巡りをした上で、三つ星レストランを堪能することをここに誓います。(T)

※閲覧注意!汚い写真です。せめてワックスとかで整えなきゃ。(-_-;)

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