平成から令和

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今年の5月に元号が平成から令和に変わりましたが、先日九州の両方のゆかりの地を尋ねました。

令和のほうは、福岡県にある大宰府政庁跡の坂本八幡宮です。令和は万葉集の「初春の令月にして、気淑く風和ぐ」が出典とされていて、発表の時には「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」という意味が込められた元号と紹介されましたが、要するに大伴旅人が大宰府の邸宅で梅を見ながら宴会を開いて、酔っぱらっていい気持ちになって歌を詠んだ時の情景描写が基になっています。しかし、大伴旅人の邸宅跡はどこかはっきりしておらず、候補地の一つが坂本八幡宮のあたりだろうと言われているということだそうです。

元々坂本八幡宮は地元の人もあまり気にしない小さい神社だったのが令和になって急に注目されたと聞いてはいましたが、ほんとうに小さいどこにでもありそうな神社に急ごしらえのお守り授与所や休憩所が設置してありました。記念撮影用に例の「令和」の額がわざわざ準備されていたので、ありがたく記念撮影させてもらいました。

一方、平成ですが、熊本に平成駅という駅があります。こちらは平成4年に開業したところだそうなので、駅名は年号からつけたもののようです。ですので、こちらはあまり由緒とかはなく、フツーの駅でしたが、とりあえず九州で、平成~令和を旅することができたのでした。(Y)

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