昨年末から色々な意味で話題となっている(なった?過去形?)キャッスレス決済。
「便利そうだし早速使ってるよ」という方も、「ニュースで見たけど私はちょっとそういうのには抵抗がある」という方も。キャッスレス決済への期待と戸惑いが全国に広がったように見受けられました。
この廃棄物処理・リサイクル業界においても「キャッスレス決済」のニーズというものがあり、そのあたりのお堅い(?)話は弊社の林が環境新聞に寄稿しておりますので、記事を参照されたい。
さて、私はというと、昨年末の「キャッスレス決済バブル」にいち早く飛び乗った一人です。
某決済サービスが100億円をばらまくという情報をキャッチした私は、早速自分のスマートフォンにインストール。初期設定するだけで500円貰えました。せっかく500円貰ったので近くのコンビニで使ってみたところ、あら、意外と便利。しかもさらに「悪い」ことに全額キャッシュバックが当たり、293円が戻ってきました。こうしてまんまと企業の策略に嵌ったのでした。
これまでは「別に現金決済でいいじゃん」と思っていましたが、一転、今では会計でお財布を出すのが面倒とまで思うキャッシュレス推進派に早変わりしました。
キャッスレス決済に興味が沸いて、色々と調べてみてわかったことがありました。
「キャッスレス決済サービスだけでは提供会社は儲からない」ということです。
もちろん今の仕組み(手数料無料など)のままならばという注釈はつきますが、実際中国で数億人が利用するAlipayでさえキャッスレス決済サービスだけでは儲かっていないそう。
じゃあなぜ各社がキャッスレス決済サービスを行っているのかというと、目的は個人の購買情報の収集です。
誰が、いつ、どこで、何を、いくらで買ったのか、という情報に価値があるのです、少なくともキャッスレス決済サービス提供会社はそう思っています。
なんということでしょう。
私は少しのお金と便利さに釣られて自分の情報を売ってしまったも同じことです。。
取返しのつかないことをしてしまったと反省しようとしたそのとき、ふと思いました。
私の購買情報ってそんな価値あるの?
私の購買情報の大半は、毎日大体決まった時間に同じコンビニで肉まんを買う、です。こんなしょうもない情報にすごい価値がなんかあるとは到底思えません。
そもそもコンビニのレジで「何時何分、30代男性、肉まん」くらいの情報はとっているはずです。
なんだか神経質になるほどのことではない気がしてきました。
というわけで、肉まんを購入する際に今後も気兼ねなくキャッスレス決済を使わせていただきます。(KS)