「最高の人生の見つけ方」という映画があります。お金持ちのおじいさんと自動車修理工のおじいさんが、人生最晩年期にたまたま病院で同室になったことをきっかけに2人で世界を巡り歩く映画です。このうちお金持ちのほうが、「コピ・ルアク」というコーヒーを愛飲するシーンが出てきます。
コピ・ルアクは、ジャコウネコの糞から作ったコーヒー豆です。ジャコウネコが食べたコーヒー豆が消化されず糞としてでてきたものを、洗って皮をむいて焙煎してコーヒーにするそうです。当然生産量が大変少なく、希少性が高いのだそうです。
先日、たまたま入ったカフェのメニューにコピ・ルアクがありました。少しお値段が高かったのと、糞から作ったコーヒーなんて美味しいんかいなというので、ちょっと迷ったのですが、興味に負けて頼んでしまいました。
個人的には、高くても是非もう一度飲みたい、、、というほどではなかったのですが、普通のコーヒーより苦みが少ないなかで、少し複雑な、不思議な香りがしました。香りが複雑なので、それを楽しめるように煎り方をおさえめにしてあるそうです。香りは少し酵素っぽいかもしれません。逆に、普段は苦みが強くてその他の香りがわき役になっているんだなーと思いました。(Y)