SDGs×商店街

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小倉に引っ越して3カ月。日々の生活で最も変わったことは近所の商店街で買い物や食事をすることが多くなったことです。

以前住んでいた若松にも徒歩圏内に商店街があったのですが、いわゆるシャッター商店街。その街並みは寂しい限りでほとんど買い物したことはありませんでした。一方、今の自宅から200mほどのところには「魚町銀天街」があり、小倉駅前であることからいつもかなりの人通りがあります。

連休最終日の今日も買い物がてらに商店街を歩いていると、SDGsのロゴが目に飛び込んできました。「商店街でSDGs?」と思ってググってみると・・・

魚町銀天街は日本最古のアーケード街であり、2018年に日本初の「SDGs商店街」となることを宣言し、昨年12月には「第3回ジャパンSDGsアワード」で内閣総理大臣賞を受賞しているそうです。

使い捨てストローをやめてスチール製のストローを使うカフェ、フードロス削減に取り組む食品小売店、商店街の店主自らが講座を企画し講師となって専門知識やプロのコツを無料で教える「うおゼミ」など、商店街ならではのSDGsの取り組みが実践されています。なるほど~

●魚町銀天街公式HP:https://uomachi.or.jp/

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なお、北九州市は平成30年6月に国から「SDGs未来都市」に選定(全国29自治体)されており、「自治体SDGsモデル事業」にも選定(10自治体)されています。

●北九州市SDGs未来都市パンフレット:https://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000817411.pdf

しかしながら、昨年2月に北九州市立大学が実施したアンケート調査によると、北九州市内に住む15~74歳の男女1,241人のうち、SDGsという言葉を聞いたことがあるかという質問では、「聞いたことはない」が82.7%を占めており、認知度はまだまだ低いと言わざるを得ません。

銀天街の取り組みによって、今後、市民にSDGsが浸透していくことを期待しています。

また、商店街の中には、リノベーションスクールからはじまったビルの再生計画「Tanga Table」の取り組みを紹介するパネルも掲示されていました。過疎化する商店街の活性化をめざし、ビルオーナ、プランナー、金融機関、行政などが連携して実施する事業です。

●Tanga Table:https://tangatable.jp/

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人口減少、少子高齢化、産業構造の変化、コロナ禍による生活様式の変化など、現在、北九州市が抱えている課題は大都市がこれから直面するであろう課題でもあります。課題先進都市である北九州市がSDGsを旗頭に、市民の自主的な取り組みと連携によって課題解決を提示していくために私も取り組んでいきたいと思います。(M)

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