川崎エコタウンにおける廃プラスチックの油化事業の実現可能性調査について

メディア掲載

 川崎市では、川崎臨海部に立地する企業の環境技術の集積や基盤技術などの経営資源を有効に活用し、地域への環境負荷をできるだけ削減し、環境と産業活動が調和した持続可能な社会を目指すまちづくりを進めるために、平成9年7月に全国第1号としてエコタウン地域の承認を受け、これまで循環資源の循環利用の取組を進めています。

川崎市は、これらの取組をより一層進めていくため、川崎エコタウン地域において、循環資源の循環利用と低炭素化の両方を進める先進的なモデル地域を形成することを目指して、市内企業等と連携を図り、平成26年度及び平成27年度において環境省の「エコタウン等における資源循環社会と共生した低炭素地域づくり事業費補助金」の採択を受け、「廃プラスチックの油化事業の実現可能性調査」を実施しています。

川崎エコタウン地域内で、廃棄物リサイクル事業の先導的役割を果たしている市内企業であるJFE環境㈱が、事業主体として「事業化の可能性調査」を実施し、㈱リコー、リコーテクノロジーズ㈱及び日本フューチャーエコシステムズ㈱が「油化技術の高度化調査」を、一般社団法人資源循環ネットワークが「低炭素化・地域活性化調査」をそれぞれ担っており、川崎市は、本調査の全体を総括し、事業化に向けて調査を支援しています。

本調査は、これまで焼却し熱源として利用(サーマルリサイクル)されてきた廃プラスチックを、灯油や重油として商品化(ケミカルリサイクル)することで、川崎エコタウン地域内での新たな資源循環と低炭素化の可能性を探る狙いがあり、JFE環境㈱は、平成28年度の事業化を目指して調査を行っています。

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